ブラック・ゴスペルの歴史と特徴
歴史
ブラック・ゴスペルは黒人霊歌(Negro Spirituals)から生まれました。多くの 黒人たちが、奴隷制度によってアフリカで売買され、アメリカに連れて行かれま した。手足に鎖をはめられて移送され、そこで売りさばかれました。農場で過酷 な労働を強いられ苦難を味わいました。家も、持ち物も、自由もありませんでし た。
しかし、彼らにはキリストへの信仰がありました。働かされている間も、心から キリストにある希望を歌いました。劣悪な状況の中でキリストへの信仰を強めてい きました。黒人奴隷たちは自分達の信仰を独自の音楽で表現したのです。
特徴
聖書の内容がストレートに書かれた歌詞。
聖書的なテーマ:イエス・キリストの喜び、希望、自由、恵み、感謝、救い等。 心をこめて歌う。
指揮者と合唱隊に強い絆がある。
曲と歌詞を暗記して歌う。
リズムにあわせ手拍子をしたり、体を動かしながら歌う。
音楽的特徴
強いシンコペーション。
三声(三つのパート)のハーモニー(ソプラノ、アルト、テノール) 対位法(counterpoint)
呼びかけと応答、あるいはエコー(call & response)
ボーカルに Trills & Slides (ブルースノート)がある。
力強いソロ(独唱)がある。
いろいろな ブラック ゴスペル ミュージック
伝統的(call&response)- Oh Happy Day など
プレイズ&ワーシップ - Brooklyn Tabernacle Choir など
コンテンポラリー・ゴスペル - Bebe & Cece Winans, Babie Mason など ジャズボーカル Take6 など
ラップ&ヒップポップ Kirk Franklin など